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寒(つら)い季節(とき)こそ、、、

お世話になっております。福の家の浅石です。

最近色々な所で桜が咲き始め、いよいよ春の訪れを迎えた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

最近私リフォームの現場を見学させて頂く機会が増え、日々勉強になるなぁと思います。

当社は「木」の温もりを大切にした家づくりをしておりますので、今回も木の事について少しお話をしてみようと思います。

皆様も木の年輪って見られた事が有ると思います。

樹齢を重ねた木の年輪なんかを見ると、凄く長い年月を生きてきたんだなぁと感じますよね。

年輪はその名の示す通り、木が1年生きる度に輪が増えていくものですが、もっと深い意味がございます。

木は、無数の細胞が集合し形成されています。春から夏にかけては成長が速いため柔らかい細胞ができ、成長の遅い秋から冬にかけては硬い細胞が出来ます。木の横断面をよく見ると、厚さが厚く色の薄い部分と、厚さは薄く色の濃い層が、交互に出来ているのがわかります。前者を「夏目」、後者を「冬目」といいます。このように季節の変化により繰り返し成長した細胞が、木の横断面に同心円状の輪として現われ、これを「年輪」と呼んでいます。一般的に年輪の詰まっている、つまり密度の高い木材ほど強度があると言われます。また、冬目がよく締まり、夏目のある程度の幅のある木は、見ても美しく狂いも少ない安定した良材といえます。

つまり、白っぽく厚い夏目と、黒っぽく薄い冬目を合わせてちょうど1年を刻んでいるという事なんですね。

ちなみに、先日伺ったリフォームの現場で和室を解体した時に出た床柱の部材がこちら↓

こちらは、「磨き丸太」というそうです。

その名の通り、一本まるまるとした丸太を磨いて仕上げているのですが、仕上げ後に部材に傷が付きにくい様に、硬くて丈夫な「冬目」が表面に来るように木を磨くそうです(弊社大工談)。

その話を聞いて、ますます「木」の奥深さを感じました。

冬の辛い寒さを耐え忍び、春の暖かさを待ち成長し立派なモノになる、、、

そしてそんな努力と苦労を見てくれている人がいる、、、

そんな木の健気さと辛抱強さを見習って、私も成長していきたいなと感じた体験でございました。

「年輪経営」なんていう言葉も有りますが、これは会社にも言える事なんじゃないかななんて思います。

やっぱり「木」って面白いですね♫

 

おわり

 

 

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