単3?単2?
皆様お世話になっております。福の家の浅石です。
涼しくなり、すっかり秋らしくなってきましたね!
今回はリフォーム工事をする際にご注意頂く事の中で、分電盤について書いてみようと思います。
皆様、タイトルの単3か単2かという意味が何かお分かりですか?
電池の事??
、、、違います!
これは、分電盤(ブレーカー)の仕様の事で、単相2線式と単相3線式というものの略になります。
上の写真を見ると、大元のブレーカーのレバーの下に、赤と白と黒の線が見えますよね?
ちなみに、こちらは3本の配線があるので「単相3線式」の分電盤になります。
では、3本と2本の配線ではどの様な違いがあるかと言いますと、、、
「単相3線式」は、3本の電線のうち真ん中の中性線と上または下の電圧線を利用すれば100ボルト、中性線以外の上と下の電圧線を利用すれば200ボルトが利用できます。
対して「単相2線式」は、電圧線と中性線の2本の線を利用するので、100ボルトしか使用することができません。
、、、なんのこっちゃ??
となると思いますが、リフォーム工事をする上で何が注意点かと言いますと、要するに、、、
単3は100Vと200Vの電圧の電化製品が使えるが、単2は100Vの物しか使えない。
という事です。
単相200Vの電圧の電化製品の例としては、畳数の多いエアコン(LDK用等)やビルトイン食洗機等がございます。
築年数の古い中古物件を購入して、リフォームを考えるという方はたくさんいらっしゃいますが、そういった物件は単相2線式の分電盤の場合があります。
そうすると、せっかく新しいエアコンを買ったのに使えない!
なんて事にもなりかねません。
じゃあ、そういう物件の場合エアコンや食洗機を諦めなきゃいけないの??
というわけではございませんw
下記の点を確認し、改善すれば利用可能となります!
・アンペアブレーカー・漏電遮断器取替工事
分電盤にIHクッキングヒーターやエアコンに使用できる予備回路(子ブレーカー)の空きはあるが、アンペアブレーカー・漏電遮断器の容量が50A未満の場合、アンペアブレーカー・漏電遮断器取替工事が必要となります。
・分電盤取替工事
分電盤にIHクッキングヒーターやエアコンに使用できる予備回路(子ブレーカー)がなく、アンペアブレーカー・漏電遮断器の容量が50A未満の場合、分電盤の取替工事が必要となります。
・引込口配線取替工事
電気配線が、「単相2線式」の場合、引込口配線取替工事を行い、200Vの製品を使用できる「単相3線式」にします。
こちらは、電力会社に依頼すればやってくれます。
この様に、リフォームに関する注意点は沢山ございますので、今後もテーマ毎に書いていこうと思います。
少しでもご不安がある方は、いつでもお気軽にご相談ください♫
おわり
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