白黒つけましょう?
皆様お世話になります。福の家の浅石です。
一日の寒暖差が激しく、季節の変わり目を思わせる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近とあるリフォーム現場にお邪魔して見学する機会がございました。
本日は建築の「おさまり」について書いてみようと思います。
さて、建築で言う所の「おさまり」の意味ですが、部材の取り合いや取り付け具合、落ち着き具合、仕上がり具合、などを指します。
部分部分によって様々なおさまりがございますが、例えば窓の木枠で言うとこんな感じ↓
縦方向の部材の方が長くなり、横方向の部材の方が短くなって上手く「納まって」いますよね。
この様な状態の納まりを、縦方向が伸びて長さで勝っている為「縦勝ち」と言います。
ちなみに横の部材は「負け」ているわけですね。
この場合、真上から見た時に縦部材の木口(木の断面)が見えているのですが、この状態は基本的に洋風の建築の特徴の様です。
ちなみに古くから日本の建築においては、この木口を見せるのは御法度との事(弊社大工談)。
では、日本建築ではどの様に納めるかと言うと、、、↓
写真は上から、窓木枠の角と廻り縁になります。
部材の木口を見せない様に、仲良く半分で納めて「勝ち負け」を決めない所が、なんだか日本っぽいなと思ってしまいますw
ちなみに、この納め方は「留め」と言います。
洋風のスペースは縦勝ち、和室等は留めで納めていたりと、特にリフォームの現場なんかは納め方が色々あってとても勉強になります。
そういった視点で建築を見てみると、また印象が変わります。
やっぱり建築って面白いですね♫
おわり
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