リフォーム 直せるところ 直せないところ

皆様こんにちは。
43歳の元料理人 島田でございます。
本日は、リフォーム相談をお受けするなかで感じた事を
お書きいたします。
中古住宅を購入されたり、ご自宅をリフォームを検討するなかで
「キッチンを対面式にしたい」ですとか「お風呂を丸ごと交換したい」といった
目に見えるリフォームを検討される方がほとんどですが
我々プロからすると、優先順位があべこべになっているお客様も少なくありません。
お風呂やキッチンがピカピカになった家で、
すきま風邪に震えたり、冬の寒さに凍えたり
ひどいところですとシロアリにあちこち喰われていたり、家が傾いたりしていたら
本末転倒ではないでしょうか?
ある程度しっかりとした予算があれば、ほとんどのところが直せるのですが
やっぱり簡単には直せない箇所というところもあります。
先日もホコリだらけになりながら、床下に潜ってまいりました。

写真は、床下 ベタ基礎を匍匐前進で這って 心配されるお風呂場を目指したなかで
発見してしまった大きなヒビになります。
このお家は築20年前後で、新しくはないものの、コンクリート基礎ですし築は浅い部類に入る物件なのですが、残念な事に家のあちこちの木材が割れているのです。
見せるための梁やりっぱな柱も、床下に張り巡らされている
根太や土台にもしっかりと大きな亀裂が走っておりました。
おそらく建築時点で材料の乾燥が不十分だったことが想像されます。
住宅には、簡単にリフォームできるところと できないところがあります。
そして簡単にリフォームできないところこそ、重要なところであるわけです。
限りある予算の分配として、どこに割り振るか難しいところですし
新築時にどんな材料を使うかで、その先の安全性やコストに絡みますので
しっかりとしたパートナーと安心の家づくりをしていただきたいです。
本日も最後までお読みくださりまして、誠にありがとうございました。
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