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雨仕舞い(あまじまい)

皆様こんにちは。

本日の担当は、43歳の元料理人 島田でございます。

本日は驚いた事がありましたので、お伝えをいたします。

更地に新築 古いお家まで 住宅に関わらせて頂いておりますが

この業界に入って驚いた事がたくさんあります。

業界の常識が一般の方々にとって非常識という場面も多々見てきました。

皆様の中には「住宅の事は住宅のプロに任せておけば大丈夫」と思っている方も

いらっしゃると思います。

しかしながら、そうではない事も まま あるというお話しでございます。

↑このお写真の天井部分をご覧ください。

雨でできた染みがございます。

窓に近い左側にできているのなら、なんとなく雨の経路から考えて

フチの部分が経年劣化で隙間などができたのかな、と想像できるのですが

右側の建物深い部分に雨の染みができてしまっています。

原因を探るのは簡単な事ではなくて、天井を解体して雨の通り道を探ったり雨の日に確認をしないと

断定はできませんが、この縁側の上がバルコニーになっておりまして、

このバルコニーに水抜きの穴が無かったのです。

↑上記は別の現場の写真ですが、灰色に光っている部分にFRP塗料が塗ってあるのが分かります。

通常、雨がかかる下の部分 バルコニー床上10㎝程度のところまでしか塗らないのですが

写真のように雨を逃がす穴を作っているから水溜まりにならないわけです。

なので、ゴミや落ち葉が溜まるバルコニーの場合、しっかりと掃除をしないと詰まってしまって

プールになってしまう事もあります。

頻繁にプールになっていると、かなりの雨漏りリスクを負う事になりますので

ご注意ください。

建築会社のなかには、こういった 「あって当たり前のバルコニーの雨抜き穴」を

施工しないような業者さんもあるようです。

第三者機関による検査項目にバルコニーの水抜きは入っておりませんので

穴が無くても検査は通過してしまいます。

一般の方の非常識は業界の常識 怖い話ですので

しっかりとした会社に建ててもらいましょう。

本日も最後までお読みくださりまして誠にありがとうございました。

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